中小企業対策 2012 12 22

 まず、原子力発電所を稼動させること。
中小企業対策の最初の一歩は、これに尽きます。
 生産設備を持つ中小企業にとって、
節電要請だけでも、事業に影響が出るのに、
その上、電力料金の値上げでは、
ダブルパンチになります。
 一時、政府は、
日本の「モノ作り」を大事にしますと言っていましたが、
一体全体、何の「モノ作り」のことだったのでしょうか。
 生産設備があれば、電気を使います。
しかし、節電要請が来た上に、電力料金の値上げでは、
日本の「モノ作り」には厳しいでしょう。
 政府が考えていた製造業とは、
いったい、どういう産業のことだったのか。
 電気を使わない産業で「モノ作り」のことだったのでしょうか。
確かに、昔風の農業は、あまり電気を使わない。
民芸品の製作も、あまり電気を使わないかもしれません。
 つまり、政府のイメージでは、
電気をあまり使わなかった、
いやゼロだった江戸時代の産業をイメージしていたのでしょうか。
 「見たいところは見て、見たくないところは見ない」
それが、民主党政権の本質だったのかもしれません。
 そう言えば、外国では、地球温暖化防止の運動家である著名人が、
自宅では、大量にエネルギーを消費していることが発覚して、
大騒ぎになったと聞いたことがあります。
日本でも、同じか。

原発再稼動 2012 3 17
 これは、2011年7月2日に書いたことですが、
もう一度書きましょう。
 今から、30年ぐらい前は、
日本企業の黄金時代だったと思います。
 この時代は、外国から、
「日本企業は、世界最強である。
日本式の経営は、素晴らしい」と称賛されていました。
 しかし、その黄金時代でも、
日本企業の一部には、衰退している分野があったのです。
 それがアルミニウム業界だったのです。
アルミニウムは、「電気の塊」と言われることがあります。
その理由は、アルミニウムを作るには、大量の電力が必要だからです。
 日本は、外国に比べ電力料金が高く、
国内でアルミニウム精錬は、経営的に困難で、
次々と生産拠点が海外に移ったのです。
(オイルショック後の電力料金の高騰が原因とも言われます)
 もちろん、日本において、
アルミニウム業界が「絶滅」したわけではありません。
唯一、一社だけ残っています。
 日本国内において、
原石(ボーキサイト)から製品まで一貫生産を行っているのは、
「日本軽金属」のみとなりました。
 同社の場合は、自前の「水力発電所」を保有し、
「自家発電」をしているので、何とか国内生産を維持しています。
 電力と産業を考える上で、
日本のアルミニウム業界がたどった道のりは、大いに参考になります。
 原発再稼動は必要です。
最近の政治家は、芸能人のように人気取りに終始していますので、
ここは、私が日本の国益のために、「憎まれ役」を買って出た次第です。


































































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